年末も押し迫って来ました!
早くもお仕事終了してヒマこいているお父ちゃんも
多いのではないでしょうか?
お外は寒いし、お母ちゃんは怖いし。そんな時は!
コタツで愛犬の引き綱でも自作してみてはいかがでしょう?

2017123001

はい。作るのは↑こんな運動用の引き綱です。
持ち手と愛犬の首にかける部分をスイベル(より戻し)で接続してあります。
首の所だけ作って、市販のリードとジョイントしても良いし
持ち手の部分だけ作って(長さは自在なので)
普通の首輪と繋いでも良いしね!

首の部分は絞め過ぎない様にグ〜しばりで止める構造です。
各ジョイント部分にサツマ加工(アイスプライス)をして
いますので、このサツマ加工をマスターしちゃば
後は好きな長さで好きな太さで作れちゃうと言うワケです。

2017123002

使うのは三燃ロープとスイベル(より戻し)
クレモナロープかトラックロープでも大丈夫ですが、
スイベルは引っ張り強度の高いものを選んでね。
クレモナ紐の太さは紀州雄なら13mm、雌なら9mm
最近問い合わせの多い秋田犬さんも13mmで大丈夫と思います。
あんまり紐が太いと重いし取り回しが大変だからね〜。
柴犬なら6mmでも平気そうですが、細いと加工が…目が…

まず首部分から作ります。
まず、8cmほどの所を糸などで縛ってほどけない様にして
三燃紐を三本にほぐし、先をテープで巻きます。
グ〜しばりした方の紐とクロスさせて折り曲げ
紐の太さより少し太めにして差してゆきます。

2017123003

 まず、一本目を差します。
続いて二本目は、一本目の出てきた所から入って

2017123004

くぐって出て来ます。
一本目を真ん中に見て、左側に差してね。
ここまでは簡単。
はい、問題の三本目ですが、

2017123005

一本目にたいして右側に
一本目を差した所に出て来る様に
右側からすくう様に差します。
これで三本が交互に元の紐から出て来ていますね。
分かりにくいので、差される方の紐をほぐしてみました。

2017123007

これ、ホントにほぐすと戻らなくなるので
実際に作るときは、なるべくキュッと巻いた状態で作業しましょう。
さて、最初のヒト差しが一巡したら、
後は順番に差してゆきます。

2017123008

自分が出て来た所の次を飛び越えて
その次の所にもぐる。といったカンジに
順々と差して(編んでと言った方がシックリくるな)
4〜5回くり返せば完了です。

2017123009

首の所は最後の目が首側に当らない様に
全部を外向きで終わらせると良いカンジですよ。
この後、残った紐先を切りライターで炙るなどして
ホツレるのを防ぎましょう。
首の所が終わったら、スイベルの接続部分を二ヶ所②③と
持ち手の部分④一ヶ所。サツマ加工は同じ作業です。
②③はあまりキツキツにすると使いにくいですよ。
④は自分の手の大きさを考慮しつつ作りましょう。
あまり大きいと抜けやすいし、小さいと手がはいりません!
でき上がったらグ〜しばりのグ〜の場所を
愛犬の首の大きさに調整してから
一度、水で濡らして乾かすと強度がでます。

こうして作った引き綱は運動用に使いましょうね。
係留の際には、係留ワイヤーかチェーンを使いましょう。
庭などで係留する時に引き綱を使うと
アッと言う間に噛みちぎりますよ!
クレモナ紐を噛むクセをつけると後が大変です。

2017123010
  ↑後が大変犬。クレモナはオモチャじゃないんだよ!
      お正月に作ってみてね〜♪

にほんブログ村 犬ブログ 紀州犬へ
にほんブログ村
  ↑白じゃツマランと言う場合は
「染める」と言う手もありますよ!

 ↓染まりにくい「トラックロープ」を一度♨湯で染めたヤツと
   染まりの良いクレモナ紐を二度染めしたヤツ↓
2017123011

ちと手間ではありますが、なかなかに面白いです。
こんな染め粉があるのでお試しアレ!

太さの合うスイベル(強度の高いもの)

をご用意してお待ち下さい。
たぶん、お正月には自作引き綱が作れるハズだ!